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ドライアイセルフチェック

まばたきを我慢して、目を開けていられる時間を測ります。
研究の目安ラインは12.4秒。映像はブラウザの中だけで処理され、送信されません。

目を開けていられる時間チェック

  1. カメラを許可ブラウザが確認を表示します
  2. 顔を映して開始明るい場所で、正面から
  3. まばたきを我慢まばたきした瞬間に自動で止まります

研究のカットオフ値を目安にしたセルフチェックです。医学的な診断ではありません。コンタクトレンズを外す必要はありませんが、無理は禁物です。目に痛みを感じたらすぐにやめてください。

このページの要点

  • 測っているのは「最大開瞼時間」。まばたきを我慢して目を開けていられる時間で、涙の膜がどれだけ安定しているかの間接的な目安になる
  • 目安のラインは12.4秒。眼科外来292例の研究で、12.4秒以下は感度82.5%・特異度51.0%でドライアイの疑いと関連したと報告されている
  • 「引っかかった=ドライアイ」ではない。特異度51.0%は、ドライアイでない人の約半数も12.4秒以下だったという意味。「引っかからなければ可能性は低め」と読む向きの検査
  • 平均値は比べる相手にならない。ドライアイ群10.0秒・非ドライアイ群24.3秒だが、後者は標準偏差38.2が平均を上回っており、一部の長い人が押し上げている
  • 判別の精度はAUC 0.677。1.0が完全・0.5が当てずっぽうなので、傾向はつかめるがこれだけでは決められない水準
  • このツール自体は検証された測定器ではない。元の研究はカメラによる自動計測ではなく、ここではその考え方をカメラで再現している

この測定は何を見ているのか

まばたきを我慢して目を開け続けると、目の表面を覆う涙の膜がしだいに乾いて崩れ、 不快感が反射的なまばたきを引き起こします。つまり「何秒我慢できるか」は、 涙の膜がどれだけ安定しているかの間接的な目安になります。 この時間は「最大開瞼時間」と呼ばれ、ドライアイの検査で使われる 涙液層破壊時間(BUT)と相関することが報告されています。

12.4秒という目安ラインの根拠

順天堂大学の研究グループは、眼科外来を受診した292例を対象に最大開瞼時間を調べ、 12.4秒以下の場合、感度82.5%・特異度51.0%でドライアイの疑いと関連したと 報告しています(Scientific Reports, 2018)。

この数字は正直に読む必要があります。感度82.5%とは「ドライアイの人の8割強はこのラインに引っかかる」 という意味で、見逃しは少なめです。一方、特異度51.0%とは「ドライアイでない人の約半数も 引っかかってしまう」という意味です。つまりこのチェックは 「引っかかった=ドライアイ」ではなく、「引っかからなければ、その可能性は低め」という 方向で読むのに向いています。

普通の人は何秒くらい我慢できるのか

同じ研究には、グループごとの平均も報告されています。 ドライアイと判定された194例が平均10.0秒(標準偏差9.1)、 ドライアイではなかった98例が平均24.3秒(標準偏差38.2)で、 この差は統計的に有意でした(p<0.001)。

ただし、この平均から「ドライアイでない人は24秒開けていられる」とは読めません。 ばらつきの大きさを示す標準偏差(38.2)が平均(24.3)そのものを上回っており、これは ごく一部の「非常に長く開けていられる人」が平均を押し上げていることを意味します。 実際、目安を12.4秒に置いたときの特異度は51.0%—— つまりドライアイでなかった人の約半数も、12.4秒以下でした。 自分の秒数を比べる相手としては、平均値よりも12.4秒という線のほうが役に立ちます。

判別の精度そのものも報告されています。ROC曲線下面積(AUC)は0.677でした。 1.0が完全な判別、0.5が当てずっぽうにあたる指標なので、 「傾向はつかめるが、これだけでは決められない」水準です。 この測定がスクリーニング(ふるい分け)であって診断ではないのは、このためです。

このツールの限界も正直に

まばたきの「回数」もあわせて見る

このチェックが「涙の膜の安定性」の目安だとすれば、 60秒まばたきチェックは「画面作業でまばたきがどれだけ減っているか」の目安です。 画面を見ているあいだ、まばたきは会話中のおよそ3分の1まで減ることが報告されており、 減った状態が長く続くほど涙は蒸発し続けます。詳しくは まばたきは1分間に何回が普通? にまとめてあります。

よくある質問

これはドライアイの診断ですか?

いいえ。研究で報告されたカットオフ値(12.4秒)を目安にしたセルフチェックであり、医学的な診断ではありません。この研究の特異度は51.0%で、12.4秒以下だった人の約半数はドライアイではありません。目の乾きや痛みなどの症状が続く場合は、眼科の受診を検討してください。

12.4秒という数字の根拠は何ですか?

順天堂大学の研究グループが眼科外来の患者292例を対象に「まばたきをできるだけ我慢できる時間(最大開瞼時間)」を調べ、12.4秒以下の場合に感度82.5%・特異度51.0%でドライアイの疑いと関連したと報告しています(Scientific Reports, 2018)。

普通の人は何秒くらいまばたきを我慢できますか?

同じ研究では、ドライアイと判定された194例の平均が10.0秒(標準偏差9.1)、ドライアイではなかった98例の平均が24.3秒(標準偏差38.2)と報告されています(p<0.001)。ただし後者は標準偏差が平均を上回るほどばらつきが大きく、一部の非常に長く開けていられる人が平均を押し上げているため、「ドライアイでなければ24秒開けていられる」とは読めません。実際、ドライアイでなかった人の約半数も12.4秒以下でした。

カメラの映像はどこかに送信されますか?

いいえ。計測はブラウザ内で完結し、映像や結果が外部サーバーに送信・保存されることはありません。

出典

  1. ドライアイのセルフチェックに有用な最大開瞼時間を検証. 順天堂大学 プレスリリース.(眼科外来患者292例。カットオフ12.4秒、感度82.5%、特異度51.0%。Scientific Reports, 2018)
  2. Inomata T, et al. Maximum blink interval is associated with tear film breakup time: A new simple, screening test for dry eye disease. Scientific Reports, 2018.(上記の原著。292例=ドライアイ194例・非ドライアイ98例。最大開瞼時間は ドライアイ群10.0±9.1秒 / 非ドライアイ群24.3±38.2秒、p<0.001。AUC 0.677、カットオフ12.4秒)
  3. Tsubota K, Nakamori K. Dry Eyes and Video Display Terminals. New England Journal of Medicine 328:584, 1993.

このページは、公開されている研究をもとにした情報提供とセルフチェックの提供であり、 医学的な診断・治療を目的としたものではありません。症状が続く場合は眼科の受診を検討してください。